『dyplay BQC35』6千円台で買えるANC付きワイヤレスイヤホンを買って思った事 | digitalelf

『dyplay BQC35』6千円台で買えるANC付きワイヤレスイヤホンを買って思った事

2021年3月24日Blog,TextBQC35,dyplay,イヤフォン,イヤホン,レビュー

アクティブ・ノイズキャンセリング付きのイヤホン 『dyplay BQC35』を買って、約1年ほど使ってみた感想をまとめてみました。

 

購入した時はアマゾンでだいたい6500円くらい。周りの雑音を低減できるアクティブ・ノイズキャンセリングの機能が付いたワイヤレスのイヤホンで、出来るだけ安いものを探していました。

Dyplay ANC-TWS

 

購入してからほぼ毎日のように使っていますが、欠点なども何点かありはしますが、個人的には値段以上に良い買い物だったと思っています。

 

ワイヤレスイヤホン『dyplay BQC35』の主な使用環境など

外出の時はGalaxy S7 edge、もしくはiPhone6で、家ではMac Pro(2013)に繋いで使っています。接続はいずれもスムーズで、繋がらなくて困ったことは特にない感じです。

 

外出時など、ケースから出して使用中のバッテリーも思った以上に長持ちです。自分の場合、スマホの機種が古いので、動画視聴などの連続使用だとスマホよりバッテリーが持つくらいです💦

よく聴くジャンルはEDM、ハードロック、ポップス系でいずれも音質などは特に不満はありません。自分で楽曲を制作する際のマスターのバランスをチェックする時にもリファレンスの一つとして活用することもあります。(低音が出すぎてないか、高音のバランスや定位チェックなど)

音の遅延については、動画を見たり音楽を聴いたりする時はほぼ気になったことは無いです。タイミング調整がシビアな動画制作や音楽制作ではやはり、遅延が気になります。販売ページでは低遅延と書いてはいますが、コーデックがAAC&SBCなので、さらにハイスペックなイヤホンと比べると劣るかと思います。

動画を見たり音楽を聴いたりと日常的な使い方の場合、遅延はほぼ気になる事は無いのではと思います。

 

今まで自分の環境では、特に片方だけしか動かない、充電できないなどの不具合は無かったです。(Windows PCやタブレットではまだ試したことはないです)

『dyplay BQC35』の個人的にダメだと思うところ

● とにかくケースが開け辛い。丸型・卵型の形状でどちらが開く側か手探りでわかりにくいので、カバンの中から取り出したい時などは手間取ることに。個人的にこれが一番気になる部分で、もう少し開きやすくして欲しいと感じます。

● 丸型ケースのせいかイヤホンを取り出す時、落としそうになるので気を使うことになる。ついでに、イヤホンの形状的に、ケースから取り出しにくい。(ケースにしまう時は、磁石でパコッとハマるのでしまいやすいです。)

● 操作がイヤホンの側面のタッチ式なので、イヤホンにちょっと触れただけでよく誤爆する。例えば再生中に、イヤホンの装着具合を直そうとすると、側面に触れてしまって音楽が停止状態になったりしやすい。

● ワイヤレスイヤホンでは少ない方だと思いけど、たまに片方音が切れたりする。(切れてもだいたい1秒くらいで復帰する)

● ケースから出した時にたまに繋がらない事がある。(一度ケースにしまってから取り出すと繋がる。)

● この手のイヤホンではだいたいそうだと思いますが、風の強い屋外だと結構風切り音が凄いです。もう一つ愛用しているソニーのイヤホンだとそういう場合でもあまり気にならないので、構造上仕方ないのかなと思います。

 

『dyplay BQC35』の注目機能、アクティブ・ノイズキャンセルの方は

結論から書くと、ノイズキャンセルは結構効きます。

 

ノイズキャンセルをオンにするとスッと周りの雑音が消えて、購入した当時は「おお・・・!」と感動しました。

通常のカナル型イヤホンも、自分の耳にジャストフィットする物だと装着した時に周りの音が結構シャットアウトされますが、このノイズキャンセリングはそれのもう一段階ノイズを薄めてくれる感じです。完全に無音にはなりませんが、台所の換気扇の音くらいならほとんど気にならないくらいに静かになります。

 

アマゾンのレビューで効きが悪いという感想も結構見ますが、イヤーパッドが自分の耳に合っていないのが原因かなと思います。

付属のイヤーパッドは、大・中・小のものが付いてきますが、一通り試して確実にフィットするタイプのものを選ぶと、だいぶ効果が違ってきます。最初は効きがイマイチだなぁと思いましたが、イヤーパッドを変えて自分の耳にフィットするタイプを着けると、かなり良い感じになります。

耳から抜け落ちにくくもなります。

 

『dyplay BQC35』を使ってる時は屋内だとほぼノイズキャンセルをオンにしていますが、電池の持ちなどはオフの状態と大差ないかなと感じます。

音質もONの時、OFFの時はほとんど変わらないんじゃないかと思いますが、屋外や地下鉄に乗ってる時などは外の騒音次第で音質はだいぶ変わります。

 

『dyplay BQC35』の音質や装着感は

音質は自分の持っているイヤホンの中でも、まずまずの音質だと思います。使っている音楽再生アプリや環境などにも寄ると思いますが、低音もキチンと出て、ボーカルなども聞きやすいようにチューニングされていると思います。

個人的に高音域がちょっと強調されている感じもしますが、EDMやロック、ポップス系を聴く人には合っている音質だと思います。
ハイとローが強調されたドンシャリ寄りの音質だと思います。

ジャズやクラシックを聴く方には音質的に硬目の音なので、あまり合わないかもしれません。

MP3やWAV、ストリーミングなどいろんなフォーマットで聞きますが、MP3やストリーミングなどは明らかに音質劣化が確認できるくらいの出音のクオリティーは高いと感じます。ハイエンド機種には及ばないまでも、音の分離もまずまず良く、長時間聴くのに疲れにくいチューニングにはなってると思います。

 

イヤホン自体は見た目から思った以上に軽く、装着感は良いです。落ちそうに見えてピタッと耳にハマってる感じの装着感です。

そういえば結構長いこと使っていますが、まだ一度も耳から抜けて落としたことはないです。(ケースから取り出すときに落としそうになることは有り)

フィット感は見た目以上に良い感じで、自分の耳に良く合うイヤーパッドに変えることで快適に使えるようになります。

 

『dyplay BQC35』の個人的な総評は

『dyplay BQC35』は音質やバッテリーの持ち、Bluetoothの繋がり具合、注目のアクティブ・ノイズキャンセルの性能など、しっかりお値段以上の体感することができるイヤホンだと思います。

アクティブ・ノイズキャンセル付きのワイヤレスイヤホンとしても低価格な方ですので、特に、「ちょっとワイヤレスイヤホンを試してみたい人」や「低価格でもアクティブノイズキャンセルを体感してみたい人」にはピッタリのイヤホンだと思います。

あえて残念な部分を挙げるとすれば、ケースの開けやすさがイマイチな部分と、買った当時カラーリングの選択肢が無かったところくらいでしょうか。

 

以上、低価格でアクティブ・ノイズキャンセリング付きのワイヤレスイヤホン『dyplay BQC35』の体感・レビューでした。

 

 

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